WordPressサイトを丸ごとコピーしてエックスサーバーでテスト環境を作る方法【初心者向け】


試しにWordPressサイトのテーマやデザインなどを変更したいと思った時どうしていますか?
WordPressサイトのテーマやデザインなどを部分的に変更したいとき、そのまま本番サイトを直接触るのはリスクが高いです。WordPressでは「テスト環境(ステージング環境)」を作ってから編集や検証を行うのがおすすめです。この記事では、WordPressサイトを丸ごとコピーしてテスト環境を作る方法を紹介します。
なぜテスト環境が必要なの?
手間に感じると思いますが、本番環境を直接修正すると、表示が崩れたり、エラーになったりすることもあるので、まずはテスト環境で作業します。
- テーマやプラグインの更新前に動作確認できる
- デザインの大きな変更も安心して試せる
- 本番サイトが止まるリスクを避けられる


修正の流れ
何が起きても大丈夫なように、とにかくバックアップを取ります。
例)「test.yum-design.net」を追加します
エックスサーバーの「WordPressのサイトコピー」または「WordPress簡単移行」を使います
コピーの方法色々
- プラグインを使ってコピーする(初心者向け)All-in-One WP Migrationなど
- 手動でコピーする(中級者向け)
- サーバーのステージング機能を使う(一番楽)
エックスサーバーの機能を使う
ここでは(3)エックスサーバーのステージング機能を使う方法を紹介します。エックスサーバーでは「ステージング」ではなく「サイトコピー」という名称になっているようです。
エックスサーバーのマニュアルはこちらです
「WordPressのサイトコピーについて」
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_install_copy_word.php
私の場合は、 「WordPress簡単インストール」でインストールをしなかったので、上の方法ではできませんでしたので「WordPress簡単移行」という機能を使います。
エックスサーバーで「WordPress簡単移行」を使用する時の動作要件がこちらに書いてあります
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_install_transfer_wp.php
サブドメインを追加する
(1)エックスサーバーのサーバパネルにログインし、「サブドメイン設定」をクリックします。


(2)ドメイン選択画面でサブドメインを追加するドメインを選択します


(3)「サブドメイン設定追加」タブで追加するサブドメインを入力し、「確認画面へ進む」をクリックします


(4)入力内容を確認し、「追加する」をクリックします


(5)「追加が完了しました。」と表示されたらサブドメイン設定の追加完了です
サーバに設定が反映されるのに最大1時間程度かかるようです。


サブドメイン設定の追加をすると、FTPサーバー上にフォルダが自動生成されます。


エックスサーバーのサブドメイン設定のマニュアルはこちらです
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_domain_subdomain_setting.php
本番サイトをコピーして、テスト環境を作る
(1)Xサーバのサーバパネルから「WordPress簡単移行」を選ぶ


(2)ドメイン選択画面で「WordPress簡単移行」を行うドメインを選択


(3)「WordPress移行情報入力」タブを選択


(4)移行したいWordPressの情報を入力し、「確認画面へ進む」をクリック


入力項目について、詳しい解説がXサーバのマニュアルにあります。
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_install_transfer_wp.php
(5)入力内容を確認し、「移行を開始する」をクリック


(6)エラーが出た場合、Basic認証など設定していないか確認
私の場合、セキュリティプラグインのログイン画像認証解除とエックスサーバの「ログイン試行回数制限」を解除したところ、実行できました。


エックスサーバの「ログイン試行回数制限」設定はこちら
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_server_wpsecurity.php#link-c
(7)移行処理の実行中
完了までしばらく待ちます。


(8)完了したら「確認」ボタンをクリック
移行処理が完了すると、「確認」ボタンが表示されますので、「確認」をクリックします。
以上で移行作業は完了です。


※画像をエックスサーバーさんよりお借りしています
(9)先ほど設定解除したものを再び設定
忘れないうちに、セキュリティプラグインのログイン画像認証を再設定とエックスサーバの「ログイン試行回数制限」も再設定しておきます。
(10)サイトの動作確認
表示されたURLの表示や管理画面へのログインを確認します。


テスト環境で、改修・変更をする
上記で作ったテスト環境で、試したい変更を作業します。
変更が完了したら本番サイトへ反映
テスト環境で変更が完了したら本番サイトへ反映します。
本番サイトへの反映方法は下記などがあります。長くなるので概要だけ。
- 手動で同じように本番サイトへ変更を反映(部分的な修正など)
- FTPでアップロード(テーマ変更など)
- プラグイン「All in One WP Migration」で丸ごと移行
まとめ
環境をコピーするのは簡単、と思っていたのですが、いざ確認してみると作業手順が結構あることがわかりました。慣れていないと途中でエラーが出たら大変かもしれないですね。一度テスト環境を作っておくと、色々試せるのでトライすることをお勧めします。